【バッドエンドが普通?】ファイアーエムブレムシリーズを全部プレイしている人間からしたら風花雪月に大円団エンドがなくても今更驚いたりしない理由を書く

秀吉です。

ファイアーエムブレム風花雪月が発売されて半年以上が経過しました。先日の大型アップデートではサイドストーリーが配信されました。

【ネタバレなし】ファイアーエムブレム風花雪月のサイドストーリー、煤闇(すすやみ)の章をプレイしてみた感想と今後風花雪月に望む事

この記事でも書きましたが、風花雪月のシナリオはかなりダークに仕上がっております。

そのせいか、今も風花雪月の大円団ルートやハッピーエンドを切望する声が上がっているようです。

 

しかし!ファイアーエムブレムシリーズをすべてプレイ済の僕からこれだけは言わせて欲しい!

 

「ファイアーエムブレムってのはシリーズ全体を見てもダークなシナリオの作品が多いし、モブ以外のキャラも容赦なく死ぬゲームです。」

 

 

この記事では風花雪月、およびファイアーエムブレムシリーズ過去作品のネタバレを含みます。

 

父も妹も親友も殺され、妻は寝取られ、反逆者の汚名を着せられたまま死ぬ主人公がいるようなシリーズ

知ってる人ならもうこの見出しで僕が何の事を言ってるか分かると思います。

 

ファイアーエムブレムでは、風花雪月のように2部編になっている作品は珍しくありません。

1部では親が戦い、2部ではその子供と親の世代から続投するキャラを使うシリーズや、風花雪月のように数年たっているだけのものもあります。

未来から子供が来たとか、時空がゆがんでいる所にいたから子供が急成長しちゃって親に会いに来て一緒に戦うみたいなファンタジー設定の作品もあります。

そんな二部編の作品のひとつに聖戦の系譜という作品があります。

スーパーファミコンのソフトです。

この聖戦の系譜、1部と2部の間に20年近く時間が経過するんですが、この作品がマジでやばい。

 

1部の主人公となるのはシグルドという王子。

このシグルド、「ザ・騎士道」みたいな人の良い王子なんですが

無実の罪で父共々反逆者の汚名を着せられて国を追われ、そのせいで生まれたばかりの息子と離れ離れになり、父も殺され、やがては妹も殺され、親友も家臣も何人も失ったあげく、妻を寝取られ、その妻は記憶喪失になってて自分の事を覚えておらず、寝取った男に自分も焼き殺される

という衝撃的な最期になっています。

右側の青い髪のキャラがシグルド。左の赤い髪のアルヴィスが黒幕で、シグルドの妻を寝取ったりシグルドを焼き殺した悪党。

報われなさすぎる。

ちなみにもう一度言いますが主人公です。自分が育ててきたキャラです。それがこんな死に方したらトラウマになります。しかもちゃんとストーリー仕立てで死ぬところまではっきり見せられる。

 

そして2部からはこのシグルドの子供、セリスが新しい主人公となります・・

シグルドが失った親友の中のひとりはプレイアブルキャラとなっており、キュアンと言います。このキュアンは別の国の王子でシグルドとは昔からの仲で、嫁のエスリンはシグルドの妹。

キュアンは自国の精鋭部隊を率いてシグルドを助けに行く途中に敵軍につけられており、砂漠で馬の身動きが取りにくくなったところで一斉に竜騎士に囲まれ精鋭部隊を全滅させられた上に妻のエスリンを目の前で殺され、子供も人質に取られてしまい敵の要求のまま武器を手放して惨殺されてしまう、というこちらもかなり衝撃的な最期になっています。

 

ちなみにこれがシグルドの妹でキュアンの嫁のエスリン。シグルドとは髪の色が違うけど。エスリンもちゃんとグラフィックが用意されているだけでなくプレイアブルキャラです。

なんで援軍に行くのに奥さんと幼い子供連れて行くの?って感じだけど、この会話を見たら分かるようにキュアンは乗り気じゃないけどエスリンのワガママで仕方なく・・という感じ。危険を承知で妹として兄を助けたい一心から。ついてこなければよかったのに・・。容赦なく旦那の前で殺されてしまうエスリンもかなり悲惨。

 

その他、プレイアブルキャラではないですがシグルドの親友にはエルトシャンというキャラもいます。こちらも別国の王子で幼い頃からの仲。

このエルトシャンとは立場上敵対することになってしまいます。

エルトシャンもシグルドとはちょっと違うタイプで不器用な「ザ・騎士道」みたいな人。本心ではシグルドとは戦いたくないけど、国を裏切る事が出来ず刃を交える事になります。

このエルトシャンも死んでしまうのですが、ルートによって死に方が違います。エルトシャンが交戦を避けた場合は反逆者の汚名を着せられて容赦なく処刑され、そのまま交戦した場合はシグルドが自らの手で殺さなければいけなくなります。どっちも不憫すぎるわ。

 

聖戦の系譜はシリーズの中でも特にひどいけど、ファイアーエムブレムシリーズはこんな感じで暗いシナリオの作品も結構多いのです。

プレイアブルキャラではないにしろ、父親や親友が死んでしまう、しかも結構悲惨な殺され方して死んでしまうのなんか珍しくもなんともないのがファイアーエムブレムです。敵なら容赦なく殺すし、戦争をしているのだから味方も皆生還とはいかないものです。

 

聖戦の系譜、リメイクしないかなあ。

 

人の死というのが大事なテーマになっている(と思う)

現在のファイアーエムブレムシリーズでは戦闘で失ったキャラは二度と復活しないクラシックモードと、次のマップで復活しているカジュアルモードが選べるようになっています。

知らない人だと「え?こんなもの選ぶまでもなくね・・?」って感じで疑問だと思うんですが、もともとファイアーエムブレムシリーズではゲーム内で敵と戦闘になりキャラのHPがゼロになると「戦死」したという事になり、永久ロストするのが普通でした。つまりクラシックモードしかなかったんです。

そのため、キャラが倒れると「撤退する!」とかではなく死に際の最期のセリフを残して消えていきます・・切ない。

戦死して完全にいなくなったとされるので、なんとそれ以降のストーリーにも一切登場しなくなります。

 

ただ、シナリオに無理が生じやすくなるからか、最近のシリーズだと重傷を負って戦線離脱したという扱いになり、会話には参加する事も多いですが。

あとは古いシリーズでもシナリオ上重要なポジションにいる主要キャラに関してはただの撤退扱いになったり(それでもプレイアブルキャラとしてはロストする)あるいは倒されてしまうとステージ失敗になったりします。

 

さらに、昔はマップ攻略の途中でセーブもできなかったので「あ、死んじゃったわ。前のターンからやり直そう。」ってのが出来なかったんです。

今でこそオートセーブは普通になったし、風花雪月ではなんと時間の巻き戻しまで出来るようになりましたが・・。

 

時代的にオートセーブとかが技術的に出来なかっただけの可能性もあるけど、マップの途中でやり直しとかが出来ないのはファイアーエムブレム開発陣の意図的なものだったんじゃないかなと。

前述の通り、人の死とか戦争をすごいリアルに描いているゲームだと思うので、死んでしまったら簡単にやり直せないよっていうメッセージだったんじゃないかなと勝手に解釈しています。

 

僕は風花雪月はシリーズ全体を見てもかなりダークな方だと思う

最新作の風花雪月ですが、シリーズ全部と比べてもなかなかダークな方だと思います。

 

第二部で戦争がはじまった時には敵対することになってしまった元教え子にボロクソに言われたりしますからね・・。

選んだ学級以外の生徒はストーリー上だけで敵対するんじゃなくて普通にマップ上に敵として出てくるので交戦が避けられない。

敵対してしまった場合はもう殺すしか手がない。しかもこれ、ごく一部のキャラを除いて説得とかも基本的に出来ないから教え子と遺恨を残したまま殺し合いをするしかなくなります。

 

戦争が起こる前に他学級の生徒をスカウトしとくと、その生徒が第二部では国を捨てて自分についてきてくれます。

しかしそうなるとその生徒は国に残った同じクラスだった生徒と敵対することになります。

元同じクラスのキャラ同士をマップ上でぶつけたりすると言い争いとかをはじめるのでこれまた悲しくなります。

 

どのルートへ進んでも必ずいずれかの教え子とは敵対して殺し合いになり、全員を救う道はなし。全学級で手を組んで大円団!みたいなのもないし、大円団ルートは作らない、と公式からも発表が出ています。

本性を現したレア様やディミトリの変貌ぶり、エーデルガルトが化け物になるシーンなんかはトラウマになりました。怖いわ。

 

今後もダーク路線で突き進んでほしいけどマルチエンディングはもういい

今はスマホゲーのヒーローズもあるのでかなり知名度が上がってきたシリーズだと思いますが、ヒーローズでファイアーエムブレムシリーズを知って風花雪月からプレイした方はちょっとビックリすると思います。

 

勧善懲悪でご都合主義で進む超王道なシナリオの作品もあるんですが、そういうのだと僕はいくらシステムは面白くてもやっぱり物足りない気持ちになってしまいます。

ファイアーエムブレムといえばファンタジーながら重厚で現実的で、時には救われない人もいるような悲しいシナリオを期待してしまう。

リメイクを除くと結構王道的なシリーズが続いたので、今回の風花雪月をプレイして僕は非常に満足でした。久しぶりにダークなの来たなーと思ったし、こういう救いようのない展開こそファイアーエムブレムらしいなと思った。

 

誰かが戦死すればいいというわけではないですが、やっぱり戦争している以上人の死というのは避けられないテーマだと僕は思っています。

敵だけじゃなくて味方が命を落とす事だってあるでしょう。

 

戦争がテーマのアニメとかを見ていても主人公陣営はモブ以外誰も死なないで敵ばっかり命を散らせて、エンディングで「はいハッピーエンド!」みたいになるとなんだかシラけてしまう事が多いんです。

最後にハッピーエンドになるのはいいんですけどね、そこに行くまでにちゃんと苦労があって欲しいっていうか。

 

今後もファイアーエムブレムシリーズではそういう戦争の辛さや現実を描いたダークなシナリオの路線を貫いて欲しいです。

 

マルチエンディングはもうやめて欲しい

最後に、風花雪月はマルチエンディングでしたがこれはもう嫌だ。

どうすれば正解だったのか、誰が正しいのか、ついた陣営によって正義が何か変わるっていうのも確かに現実の戦争みたいでリアルなんですけどね・・。

 

これは僕の個人的な要望ですけど。追加コンテンツでもなんでもいいので出来ればちゃんと真エンディングはこれ!ってのを用意してほしい。

映画でもそうなんだけど、オチがハッキリしなくて「色んな捉え方がある。視聴者の判断がオチ」みたいなの大嫌いなんですよ。モヤモヤするじゃん。

なんで人が書いたシナリオを楽しんで、最期のオチだけ自分で決めないといけないのか分からない。

 

RPGなんだし、ちゃんとエンディングを楽しみたいです。

それではまた!

 

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