運ゲーじゃない!頭脳で戦うカードゲームのグウェントがマジで面白い。

グウェントというカードゲームをご存じでしょうか。
スマホ向けに最近出たアプリなんですが、非常に面白いので紹介します!
グウェントトップ画面

Aさん
カードゲームってトランプもトレーディングカードゲームも結局いい手札引けるかが勝負になってくる運ゲーじゃん。

僕もそう思っていました。大富豪とかでもそうだけど最初の手札が弱いと絶望的ってのがカードゲームのどうしようもない所だなと。

しかしグウェントはそういう従来のカードゲームの常識をぶち壊しているゲームなので、従来のカードゲームに魅力を感じなかった人は是非この記事を読んでみてください。

細かいルール説明などはゲーム内のチュートリアルが一番分かりやすいし、ルール自体は非常にシンプルなのでここで全部解説するつもりはありません。ここでは「なぜこのカードゲームが運に頼らず頭脳で戦うものなのか」を主題に書いていこうと思います。最初だけどうしても魅力を伝える上でルールの事を書かないといけませんでしたが最初だけです!

少々長い記事になってしまいましたが、それではお付き合いください!

グウェントとはどんなカードゲームなのか?

グウェントは簡単に言ってしまうと「毎ターン1枚ずつカードを出して、カードごとに持っている効果を使ってカードごとの数字の大きさを増やしたり減らしたりして最終的にフィールドに出ていたカードの数字の総合値が高い方が勝ち」というカードゲームです。

iOS版グウェントのプレイ画面

各カードの左上に数字が書いてあるのが分かるでしょうか。この数字で戦います。

Aさん
え?じゃあ数字が書かれたカードを出していくだけ?

となるのですがグウェントの試合は3ラウンド制。ここで面白いルールのひとつめが3ラウンドの間デッキがリセットされないという事。

分かりやすく書くと、1ラウンド目で使ったカードはゲームが終わった瞬間に両陣営の墓地に送られるのです。

※厳密に言うと墓地に送られる以外に完全に消滅するカードもあります。墓地のカードを使う戦術もあるため。

だから1ラウンド目で強カードばっかり切ってると2ラウンド目でガス欠して戦えなくなるのです。限られたカードをどう切っていくかの頭脳戦です。

Aさん
でもまた手札引いて強いの来たらよくない?

これもそう簡単には行きません。ここが面白いルールのふたつめ。グウェントではターンごとに手札を引きません。最初に手札が10枚と多めに配られる代わりにゲーム中は手札を引けないのです。(戦術上引く方法はある)手札を引けるのはラウンドの勝負がついてフィールドがリセットされたタイミングです。ちなみにこの時引けるのはわずか3枚だけ。

これも1ラウンド目から飛ばしまくってカードを切りまくっていると2ラウンド目でガス欠してしまう理由のひとつ。飛ばしてるとフィールドに出せるカードがなくなって負けてしまうんですよね。

2回勝利する事をきっちり考えて戦っていかないと、最初の勝負だけ勝っても残りの2戦に勝てないということです。

Aさん
ふーんなるほどね!でも結局そのルールだといい手札が引けるかどうかは運って事には変わりなくない?

それを防ぐため、最初に配られるタイミングを含め、ラウンドごとに手札の引き直しが可能です。

手札の引き直し回数は手札の数やラウンドなどその時の状況で変わる。

後述しますがグウェントに使うデッキの枚数は25枚と少なめ。1ターンに1枚しか出せないのに最初に10枚も手札を引けて、3回も引き直せるので手札を整えるには十分すぎます。山ほど選択肢があって迷うくらいで「出すカードがない・・。」なんて困ることは絶対にないです。
もちろん引き直しはしなくてもOK。というか僕も結構プレイしましたが3回も引き直しするほど困る事自体がないです。

要はカードゲームにありがちな「手札が弱い・・」というジレンマが存在しません。

Aさん
でも引けるカードの数に制限があるのにどうやってラウンドの勝敗を分けるの?

ここまでルールを理解したら出てくる当然の疑問ですね。個人的にここがグウェントの一番面白い所!

グウェントでは「パス」というアクションがあります。

パス!

ただしトランプやウノと違い、グウェントではパスをするとそのラウンドでは一切自分のターンが回ってこなくなります。そして両者がパスをした段階でラウンドが終了し、フィールドに出ているカードの総合値で勝敗が決まります。どちらかがパスした段階では勝敗がついていません。

総合値が負けていてもこちらは相手の数値を上回るまでカードを切ってからパスすればそのラウンドは勝利できるし、相手がパスした段階で自分の総合値が勝っていてもあくまでも自分も「パス」をしなければラウンドは終わりません。

相手に負けている状態で相手がパスして、カードを使って抵抗するのは無駄だと思えば自分もパスをして負ければそれで勝敗が決まります。

時には負けるのも戦術。

これについては次の項で少し詳しく書きますが、先ほども書いた通りグウェントはラウンドが変わってもデッキや手札はそのまま。一度使ったら次のラウンドでは使えません。つまり相手の出してきたカードが強力ならこちらもカードを使って無理に抵抗するよりも自分はさっさとパスしてして負けてしまうのもひとつの戦術。カードが限られている中で相手にだけ強力なカードを使わせた事になるので、単に負けただけではないということ。デッキや手札の状態を引き継ぐ3ラウンド制ならではの戦略ですね。

まさに戦略的撤退。

まとめるとこんな感じ。

①グウェントは3ラウンド制。

②1ターンに1枚だけカードをフィールドに出せる

③カードのアビリティを使ってこちらの数字を増やしたり相手の数字を減らしたりする。

④両者がパスをした時点でラウンドの勝者が決まる。

⑤2ラウンド勝てば勝利!

お分かりいただけましたか?ウダウダと長いルール説明はここで終わりです。

強いカードばかりデッキに入れられないので無双は無理。

Aさん
運が絡まない事は分かったけど、それじゃ数字が大きいカードが強いって事?なら数字が大きいカードをたくさん入れておけばいいじゃない。

数字が大きいカードが強いのは間違いないですが、それはあくまでもフィールド上の話。

グウェントで使うカードにはほぼすべてのカードにアビリティがあります。こんな感じ。

ほぼすべてのカードがアビリティを持つ。

このアビリティを使いながら戦っていきます。元の数字は低くても「相手の数字を減らせる」とか「味方の数字を増やせる」みたいなアビリティを持っているカードがあるので、そういうカードを選びつつデッキに入れていくと必然的に数字の大きいカードばかりではなくなってきます。

Aさん
アビリティを持たないカードもあるの?

アビリティを持たないカードはどういうモンスターかと言うと、それが単純に数字が大きいカードです。絶対ではありませんが今の所はその傾向が強いです。アビリティを持たない代わりにフィールドに出ただけでいきなりたくさん数字を稼げるというのがある意味効果みたいなものですね。

左上が戦力となる数字。数字が大きい代わりにアビリティを持たない。

中にはこんなカードも。

このカードは数字こそ3と小さいですが、フィールドに出たら数字が9以上の敵を一体破壊できるというアビリティを持っています。数字の高いカードが常に最強とは言い切れないのです。

その他、毎ターン数字を一個減らしてくるようなアビリティ持ちのカードもあるので試合が長引くと数字が高かったのも最初だけ・・なんてことも。

アビリティはどれも優秀なので「こんなアビリティいらないよ」というものはなく、自分が取りたい戦略にうまくハマるものをコスト内で選んでいく事になります。

ちなみに、戦力となる数字を持たない強力な魔法カードもあります。

そして、グウェントではデッキを組む上で制限があります。そのひとつがコストです。各カードにはコストという概念があります。カードの右下がコストです。

デッキを組む上でこのコストが165以下でないといけません。

デッキの総コストは165

先ほど挙げたカードもそうですが、強力なカードは14コストもかかってしまいます。

デッキには最低25枚のカードが必要

もうひとつの制限がデッキの最低枚数。前述の通りデッキには最低25枚はカードを入れないといけないので、重たいコストの強力なカードばかり選択しているとそもそもデッキが組めないというわけです。

コストの概念とデッキの最低枚数があるため強力なカードばかりでデッキは構築できないようになっています。強化なカードは1つのデッキに複数入れるのも不可能な事が多いです。カードが集まってきたからと言って強いカードばかり入れてごり押ししようとしても出来ません。

ただ数字が大きいカードを出していくのではなくアビリティを駆使して、フィールドにある自分のカードの数字を増やしたり、本来1枚しかカードを切れない自分のターンにフィールドに出せるカードの数を増やしたり、相手を妨害して自分の総合値が相手を上回るようにしていくことが勝利のポイント。

このカードゲームには切り札や有利不利が存在しないので重課金ユーザーの養分にならない。

一般的なカードゲームだと普通切り札というものがあると思います。

トランプならジョーカー、遊戯王ならブルーアイズみたいな感じ。(古い)

グウェントにはそういう切り札は存在しません。

Aさん
引いただけで無条件で有利をとれるようなカードはないって事だね。

その他グウェントには陣営という属性のようなものがあります。この陣営によって得意とする戦略や各陣営のカードの持つアビリティの傾向が変わってきますが3すくみみたいなものは存在しません。どの陣営を使ってどの陣営と戦ってもイーブンで戦えます。

切り札も有利不利もないのでどんな相手とマッチしてもイーブンで戦えるし、重課金ユーザーの養分にされてしまうようなスマートフォンゲームにありがちなパターンも存在しません。

まとめ。勝敗を決めるのが運ではないと言える4つのポイント

以上を踏まえて、このゲームが運ゲーではないと言いきれる4つのポイントをまとめてみました。

・切り札が存在しない。
・使う陣営の有利不利が存在しない。
・外れや捨駒にしかならないような弱いカードが存在しない。
・手札が弱いというカードゲームにありがちなジレンマが存在しない。

すべては自分の頭脳次第で勝利を手繰り寄せる事が可能です!カードゲームというよりも自分のターンにコツコツと戦力を強化していくのでシミュレーションゲームに近いかも。

ルールはとてもシンプルだが難易度は高め?

ルール自体は前述の通りとてもシンプルなですが、一方で難易度は高めです。

グウェントは何も考えず強いカードを出しても勝てません。2ラウンド先取する事を考えて一手一手慎重に判断するのが大事。

先を読んだり、相手の意図を予想したり、ブラフをかけてみたり、相手と頭脳戦をするのがグウェントの面白い所でもあり、難しい所でもあります。

いちいち考えるのは苦手!って人にはあまりハマらないゲームかも。

カードの持つアビリティには少し複雑なものもありますが、長押しすればアビリティの説明や専門用語の説明まで分かりやすく書いてあるのでこっちが理解できない事はまずないと思います。

このカードのアビリティには追加効果があるが、追加効果の発動条件もしっかり右上に書いてある。

カードゲームにありがちな専門用語もとても少ないし、日本人にもなじみのある英単語なのですぐ覚えられる。画像にブーストと書いてあるがブーストとは戦力値を増やすこと。逆に戦力値を減らす事はダメージと呼びます。その他フィールドにカードを出す事をプレイと呼ぶ。

ニュアンスから想像するそのままの意味なので分かりやすいですね!

ブースト、ダメージ、プレイ、この3つだけ覚えたらもう遊べます。

そもそも別のゲームの中のミニゲームだった

ここからは余談になります。そもそもグウェントとは、ゲーム「ウィッチャー3」のゲーム内で遊べるミニゲーム(カードゲーム)の事でした。僕このミニゲームが収録されているウィッチャー3をプレイした事があるんですよね。

かなり売れたので見た事ある人も多いはず

作中で遊べるミニゲームって色んなRPGに収録されててクオリティ高いものもたくさんあるんですけど、本編そっちのけでハマったほど楽しかったミニゲームがこのグウェントです。

ウィッチャー3内でのグウェントのプレイ画面

グウェントについて調べてみたら実はすでにPS4で対人向けに調整をしてこのグウェントだけでゲーム化されてたんですがまったく知りませんでした。

という事でスマホ向けにリリースされたことを知って今回やってみたんですが、やっぱり面白い。時間泥棒で何時間も没頭してしまいました。

とてもオススメです。もちろん基本無料。
無料ガチャだけで十分どころか、各陣営のスターターデッキが最初からあるので極論別にガチャ引かなくてもいいくらいです。

それではまた。

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