秀吉です。
なんだかんだでよく料理してはいるものの、いちいち記事にしてるとキリがないのでたまにしか料理ネタは書いていませんが・・
今回はひつまぶし作ってみました。
なんか生活感ある写真で申し訳ないんですけど。元々記事にするつもりじゃなかったので途中の写真もないです。
ちょくちょくスーパーで安い中国産の冷凍うなぎ(養殖)を買ってうな丼にして食べてるんですが、今回はひつまぶしにしてみました。
材料
まずは材料を紹介。細かい分量とかはあとで都度書いていきます。
使う食材等
・冷凍うなぎ
・卵
・京のおだし(商品名です。見出し1で解説)
使う調味料
・醤油
・酒
・みりん
・片栗粉
以下お好みで薬味
・きざみ海苔
・万能ねぎ
・あられ(なければ揚げ玉など)
・山椒
・七味
・わさび
この辺は好みですが、きざみ海苔と万能ねぎは特にオススメです。
1.出汁を用意する
ひつまぶしに出汁は欠かせません。って事でまずは出汁を用意します。
いつもちょっとうな丼を残しておいて最後に市販の白だしを薄めたものをかけてひつまぶし風というか、お茶漬けみたいにして食べるのですが・・今回はひつまぶしという事で出汁は豪華にいきました。
昆布とかかつお節から出汁取るかどうかも考えたのですが、出汁を取るの時間がかかって好きではないので今回は僕がここぞという時に使う、こんなのを使いました。
京のおだしです。
今回これが紹介したくて記事書いたってのもあります。
これはティーバッグ式になっている出汁で、水にティーバッグ放り込んで火にかけて、沸騰したら弱火で5分くらい煮出すだけで簡単に出汁が取れるという商品。
とにかくめちゃくちゃ美味しいのですこれ。もうこの出汁だけでご飯食えるくらい美味しい。ゆずの皮とか削って浮かべて飲むともう昇天しそうになります。
ちなみに味は京風。関西人には馴染みのある味だと思います。
ただし、コスパが良いかと言われるとまったくそんな事はないのでいちいち味噌汁作ったりうどん食べるだけで使ってるとアホみたいに金がかかりますが、ここぞって時に使うと料理の味がワンランクアップするんで今日は豪華にいこうとか、客人が来て料理ふるまう時によく使います。とは言えそんなに高いわけではないのでめちゃくちゃオススメです。
ちなみにこれは以前お土産でもらった事があって、それ以来ドハマりしたのがキッカケ。
2.冷凍うなぎを焼いていく
出汁が出来たら次は冷凍うなぎを焼いていきます。出汁はほっとくと冷めちゃいますが、またレンチンするか軽く火にかけて温めればOKです。別に理由はないんですが僕はあまりレンチンとか再度火をいれるって行為がどうにも好きじゃないので、食べる直前まで保温できる水筒とかに入れてます。
さて、僕は冷凍してある魚を焼く時は干物も切り身も含めて全部冷凍のまま火を入れていきます。うなぎも同様。
フライパンに冷凍うなぎをドカンと置いたら水と酒を大さじ1ずつうなぎにかけて、蓋をして弱火よりの中火くらいで火を入れながら解凍していきます。
だいたい5分もすればほぼ解凍されてくると思います。箸か串を刺して中まで火が通ったのが確認できたら蓋をとってタレをかけて煮詰めていきます。
この時、付属のタレがついていればお湯で解凍しておいてそれをかけて少し煮詰めます。
タレがない時は自分で作ります。しょうゆとみりんをそれぞれ大さじ1、砂糖を小さじ1をうなぎを焼いているフライパンに入れて一緒に煮詰めます。たくさんタレが欲しい時はここを調節してます。
今回はひつまぶしなのでそんなにタレまみれにしなくていいかなと思ったのでこの量で行きました。
3.並行して錦糸卵を作る
今回はうな丼ではなく最初からひつまぶしを作っていくので、錦糸卵も作っていきます。
ひつまぶしって錦糸卵ない事も多いんですが、なんとなく色合いが綺麗なので今回作ってみました。
レシピはこんな感じ。2人分くらいですね。1人分なら卵一個でいいかも。その場合は砂糖とかの量を半分に。
・砂糖小さじ0.8くらい
・水溶き片栗粉(水:小さじ1 片栗粉:小さじ1)
普段、卵焼き作るくらいなら片栗粉は使いませんが・・出汁たっぷりのだし巻き卵とか、火が通ったあとで破れて欲しくない卵料理を作る時は必ず少量の水溶き片栗粉をいれます。
そうするとちょっと粘り気が出るので薄く焼いた卵が破れにくくなります。箸で掴んだくらいじゃなかなか破れなくなりますよ。
今回はうすーい綺麗な錦糸卵を作りたかったので片栗粉を入れてみました。
砂糖は甘くする目的の他、焼きあがった後の色合いをよくしたいと思ったので入れてみました。
まずは卵を溶きます。
卵を溶く時、箸でボウルや軽量カップの底を擦るようにしてガチャガチャやるとあまり泡立たず、かつ綺麗に白身と黄身が混ざりますよ。
卵を溶き終わったら、一度こします。味噌こしとかで大丈夫です。
こさなくても大丈夫なんですが、薄く焼くので火が通った時に混ざりきらなかった白身やからざが白く焼けるので出来上がった錦糸卵が綺麗に黄色くなりません。その他、溶く時に出来てしまった気泡をなくす目的でこしてみました。
と言っても、どうせ最後に細切りにしていくのでぶっちゃけ省略しても大丈夫です。気持ちの問題。
卵焼きフライパンがある人はそれを、ない人は小さめのフライパンとかに薄くサラダ油を塗って卵液がフライパンの表面が隠れるくらいの最低限の量を入れて焼いていきます。
油が多いとフワフワしてしまったりするのでキッチンペーパーとかで薄く塗りましょう。卵液を最低限しか入れないのは薄く焼くため。
砂糖が入っていると焦げやすいので弱火でじっくり。裏面が焼けたら箸で掴んでひっくり返して反対側も焼きます。片栗粉が入ってるので簡単に破れません。
この時表面がまだ半熟くらいの場合、ひっくり返すときに表面同士が触れるとくっつく可能性があるので慎重に。
焼きあがったらまな板に取り出してあら熱を取りつつ、残りの卵液も焼いていきます。
僕の場合は合計2回でちょうど卵液がなくなりました。
あら熱が取れたら細切りにして錦糸卵は完成。
4.ご飯を丼に盛って盛り付けていく
最後は盛っていくだけです。
まずは丼とかおひつにご飯を盛るんですが、ちょっとここでひとつ言いたいことが・・
かつ丼とか親子丼とか、なんでもいいんですけど。丼もののご飯を食ってる時、ご飯が炊き立てホカホカであまりにもアッツアツだと美味しくないと思うんですよ。特にかつ丼みたいな、卵が半熟だから美味しいのにご飯までアツアツすぎて丼に盛ったあとで卵に火が通ってるかつ丼みるとめちゃくちゃ残念な気持ちになるんですよ。上に乗ってる具が蓋しちゃってご飯の蒸気が逃げなくてご飯べっちゃべちゃになるし。上に熱い具乗せてるからいつまでも冷めなくて丼なのにガーっとかきこめないし。
ってことで。
ちょっとだけ冷めてて、ほのかにあったかいくらいが上に載せる具と喧嘩しなくていいと思うんです。なので僕は丼もの作る時は必ず先にご飯を盛って少し冷ましておきます。
そのご飯の上に細く切った錦糸卵を敷いていきます。細さは好みだと思うのでなんでもいいと思います。
そしたらうなぎを一口大にカットしていきます。
一口大にカットしたうなぎを乗せて、うなぎを焼く時フライパンに残ったタレをかけてからきざみ海苔をかけて完成。
当たり前ですがきざみ海苔かけてからタレかけると見た目も悪いし海苔がべちゃっとするので先にタレをかけましょう。
ちなみに、いくつか薬味用意するんですがきざみ海苔だけは丼側に最初に乗せた方がひつまぶしっぽくていいかなと思ったのでこっちに乗せました。
5.色々味を変えながら食べる。美味しい。
って事で再び最初の画像ですが、万能ねぎとかを用意して色々味を変えながら食べていきます。
※ちなみに丼の色が変わっていますが、2人分作って撮ってる丼の写真が違うだけです。
家にあられ(永谷園のお茶漬けに入ってるアレ)があると思ってたんだけどなかったので揚げ玉で代用しました。でもあられの方が美味しいと思います。
最初は普通にうな丼として食べて、別の茶碗によそって出汁をかけたり、山椒かけたり、七味をかけたり、追いきざみ海苔したり、色々味を変えながら食べます。
うーん。めっちゃ美味しい。出汁がいい・・。
ちなみに七味ですが、出汁を販売してる会社から出てるこの柚子七味をかけてます。これまためっちゃ美味しいんですよ。
まとめ。純粋に焼いたうなぎを乗せたうな重は店で食べた方が絶対美味しいけど、出汁かけて食べたらほぼ出汁の味になるから家でも十分美味かった
って事で今回は冷凍うなぎをひつまぶしにしてみましたが、今後ここまで手間かけて作らないにしても家でうなぎ食べるならうな丼よりひつまぶしの方が良いかなと感じました。
なんかこう、出汁が良ければお茶漬けとして美味しいかな!って感じ。
うな重の場合はちゃんと炭火で焼いてあって、タレがしっかりしみ込んでて、そのうなぎを食べるのが美味しいけど・・ひつまぶしだとどうせ出汁かけたらほぼ出汁の味になると思いました。
とんかつに最初に塩つけて食ってると肉の旨味とかを感じられて美味しいけど、ソースかけたら途端にソースの味しかせんくなるのと同じような感じかな・・。
他にも、天ぷらに塩つけて食ってると美味しいけど天つゆにつけた瞬間衣サクサクじゃなくなるし天つゆの味になったり、天丼なんかもはやいくらいい天ぷら屋でも天丼の味(?)しかしなくなるのと同じか・・。
まあひつまぶしは、いきなり出汁かけて食べるものではないんですけどね。
それではまた!