元格闘家の武蔵が主催しているMUSASHI ROCK FESTIVALってのがあって、それに行ってきました。
一番右の日本人が武蔵。
引退して10年くらい経つ選手なので今は知らない人も多いかもしれないけど、有名な選手がたくさんいたK1が絶大な人気を誇っていた頃に日本人としては珍しいヘビー級ファイターとして戦っていた有名な格闘家です。
この人が主催しているロックと格闘技の融合イベント、それがMUSASHI ROCK FESTIVAL、略してムサフェス。
今回彼女がこれのライブモニター枠(無料招待)に当選してそれがペアチケットだという事で、普段ロックフェスも格闘技も見に行くことのない僕もついていきました。
MUSASHI ROCK FESTIVALとは
このイベントは、ロックバンドの生演奏も楽しめて格闘技の試合観戦も出来るというもの。
今年の会場は豊洲ピットという場所でした。
中のフロアはこんな感じになっています。
ステージではバンドが演奏、リングでは格闘技の試合が行われます。
同時にやるわけではなく、演奏と試合がだいたい交互に進んでいきます。そのタイムテーブルがこんな感じ。
絶対交互ってわけではないので、だいたい交互と書きました。
演奏の方は後半2バンドだけ持ち時間が多め。格闘技の試合はだんだんと階級があがっていきます。
で、演奏している間はステージを見て、試合の時は体の向きを変えてリングを見て楽しむような感じ。
結論から言うと面白かったし格闘技をまた見てみたいと思った
とりあえず結論から言うとすごい面白かったです。
ロック×格闘技って一体どんなコンセプトなんだと思っていましたが、いざ行ってみると違和感を感じさせない面白いイベントでした。
試合をする格闘家に関してはひとりも知りませんでしたがどの選手も迫力のある試合をしてくれて、また見てみたい!と本気で思わせてくれました。いつかじゃなくて近いうちに必ずまた見に行きたいなと本気で思ってます。
気付いたら僕も周りの人と一緒に大声で応援したり歓声あげたりしてて自分でビックリしました。そんくらい格闘技の試合は見ごたえがありました。
バンドの方もOLEDICKFOGGYってバンド以外は全部知ってるバンドだったし、特に演奏の方のトリをつとめている10-FEETってバンドは今でもよく聞いてるから覚えている曲も多くて、しかも僕の好きな曲ばかりやってくれたので手をあげたりして超楽しむ事が出来ました。
ずっと立ちっぱなしで足が痛くなって辛かったけど、とりあえずめちゃくちゃ楽しかったです。
曲を知ってる有名なバンドが出てて良かった!
タイムテーブルも載せたけど、出演バンドはこんな感じ。
正直フェスって興味がないので普段まったく行かないんだけど、それでも開催されているフェスの名前自体は結構知ってるつもりでした。ただこのムサフェスに関しては初開催から10年以上経ってるのに名前すら知らなかったです。なのでどんなバンドが出るのかなと思ってたんですが、フライヤーを見たら結構すごいメンツで驚きました。
前述した僕が好きな10-FEETの他のバンドも名前くらい見た事がある人も多いんじゃないでしょうか。
特にSEX MACHINEGUNSとかDo As infinityとかは音楽ほとんど興味ない人も知ってるのでは?coldrainもバンドが好きな人だと知ってるかも。
OLEDICKFOGGYってバンドは全く知らなかったんですが、準備中にバンジョーやアコーディオン、ウッドベースが出てきたのでアイリッシュパンクバンドかなと思ったのですが特にそんな感じでもなかったです。
でも民族楽器の音ですごいノリが良くて楽しく見れました。ちなみにアイリッシュパンクとはこんな曲のジャンルです。
格闘技のイベントでもあるので、Do As infinityなんかは格闘技ファン向けに呼んだのかも知れません。このメンツに混ざっているのは個人的に違和感がありました。
他は結構ロックバンド!って感じですが、Do Asだけちょっと毛色が違う気がして。Do As、今は聞く事なくなったけど、まだうっすら覚えてる懐かしい曲とか何曲か聞けたので良かった!
coldrainに関しては名前は知ってるし知名度が高い事も知ってたんですがいかんせん曲がまったく分からなくてついていけなかったです。
格闘技の試合観戦がマジで面白くてぶっちゃけバンドの演奏よりも楽しかった
僕自身毎日絶対音楽聞くし、昔バンドをやってて今でもたまにスタジオに入って楽器弾いたり叩いたりして遊んでいるくらいには音楽が好きです。
ただ、正直音楽を聴くとなるとちゃんとした音源の方が好きなんですよ。・・ライブとかフェスは爆音とかその場の空気を楽しむものだと思ってるので。
ってのもあると思うんですが、とにかく格闘技の試合ってのが自分の中で衝撃過ぎて最初の試合を見てからはバンドの演奏よりも早く次の試合が見たい!って気持ちになっていました。
これはスマホを高くあげてズームして撮った写真なんですが、スタンディングだった事もありちょっと見にくかったんです。
2試合目はリングに近い所で見たい!と思って、2試合目と3試合目(最終試合)はリングに近い場所に陣取り。バンドの演奏時はステージからは離れた所で演奏を見てました笑
この日はライト級、ミドル級、ヘビー級と順番に階級も上がっていったのですが、ヘビー級に関しては興奮しすぎて写真を撮るのを完全に忘れました。
特にヘビー級の試合では選手がダウンする瞬間を見る事が出来て、その瞬間は会場のボルテージが半端なかったです。
ちなみにダウンを奪ったのは日本人の選手。身長もリーチも勝っている相手に引く事なく攻め続けて、目の上カットして流血しながらも強烈なハイキックで相手をダウンさせた瞬間は鮮明に覚えています。
MUSASHI ROCK FESTIVAL 1.13 豊洲PIT:武蔵がロックとキックの融合イベント明日開催。アーツとホーストも協力。麻原将平・T-98ら計量クリア https://t.co/fH1mBCzcdN pic.twitter.com/M0iOdT38C9
— BOUTREVIEW/バウトレビュー (@boutreview) January 12, 2020
このツイートの3枚目の写真を見ると分かりやすいと思うんですが、左から2、3、4番目が試合をした日本人選手です。身長的にはほぼ同じですが、左から2番目の人がそのヘビー級の選手。
一方右から2、3、4番目が外国人の選手です。ちなみに皆オランダ人。分かりやすいくらい身長が違います。ヘビー級の選手は右から2番目。
これ見ると体の大きさが全然違います。こんだけハンデ抱えて強烈なハイキックでダウン奪ってたのでマジですごい・・。
センターに立っている武蔵、両隣のピーター・アーツとアーネスト・ホーストは3人ともヘビー級だった選手。こう見ると武蔵も大きいですね。
階級が低い選手の試合はスピード感あったし、階級が大きい選手の試合はパンチやキック当たった時の音からして全然違ったので迫力がありました。足を止めてボコボコ殴り合いしてる時なんかは会場のボルテージがすごかったです。
1ラウンド3分制で3ラウンド、延長なしで試合結果はライト級はドロー、ミドル級は日本人選手のT-98(タクヤ)の判定勝ち、ヘビー級は流血によるドクターストップで山下選手の負けになりました。ダウン奪ってただけにもったいない・・!
気になったところ
格闘技もライブもどっちも盛り上がってたしどっちも楽しかったのでイベントとしては面白いと思うんだけど、いくつか気になった点もあったのでそれも書きたいと思います。
とりあえず立ちっぱなしで疲れた!
フェスって普通大きい野外会場とかでやるので休憩スペースとかあるし、格闘技の試合なら競技場でやる時は座席があると思います。
ただ、今回は休憩スペース的なものはなく、オールスタンディングだったので座れる場所がなくてみんな廊下とかで座り込んでいました。時間が経つにつれて廊下も座り込んでいる人だらけになってきたので最後は座り込めるスペースすらなかったです。
再入場とかも出来ないので外で休むわけにもいかず、ずっと会場内にいるしかなかったのでどうにもなりませんでした。
ちなみに座席があるVIP席やSS席はなんとこのお値段。
10万円とか5万円はどちらも特典があるとは言え高すぎる・・
しかもただリングサイドにパイプ椅子があるだけだし・・。
別に立ちっぱなしでも平気って人はいると思うんだけど、僕はそうじゃないです。
とは言えロックバンドのライブを座って見るのも変だと思うのも確か。ただこういうイベントなのでライブが楽しみやすいスタンディングの他にもっとリングサイドにも座席が用意してもらえるといいなあと思いました。
その他は特に気になった事はなし!強いて言えばもう1試合くらい見たかったかな?
とても楽しいイベントでした。
まとめ!今の所次はないけどもっと規模が大きくなったらまた行ってみたい!
正直、今の所次はないかなって思っています。楽しかったのは間違いなく楽しかったしイベントとしては素晴らしいものでした。着眼点も面白い!
格闘技なんて見た事なかった僕が見る機会を作ってくれて、実際もっと試合を見てみたい!と思うようになったのでイベントの狙い的にも成功していると思います。
ですが、今の所ロックフェスならロックフェス、格闘技の試合なら格闘技の試合で別々に見る方がいいかなと思ってしまうのが正直な所。
ロックフェス×格闘技ならではの試みとかがあるとまた行きたいと思うかも・・。あと椅子欲しいです(軟弱)
それではまた!