秋になるとスーパーに生筋子が並ぶようになりますね。
これは以前10月半ば頃買った北海道産の生筋子です。
写真だと少し暗く見えますが、まだまだ新鮮で綺麗なオレンジ色をしていました。
それに対して昨日買ったのがこんな生筋子。
スーパーで半額になっていたものです。消費期限は買ってきた日まで。すでに漬け汁につかってたんじゃないかと思うくらい赤黒く変色しています。
あまりにも赤黒いので、いくら消費期限内とは言えこれ生ものだし本当に食べられるのかと一瞬躊躇しましたが、とりあえず漬けてみる事にしました。
ほぐしてみた
ということでこんな感じにほぐれました。ほぐし方は諸説ありすぎなので省略。
もう完成しているように見えますが、ビックリすることにこれで漬ける前で。明らかに黒いいくらが混在していてますし、全体的にハリがなかったです。
それからほぐす過程で潰れるものが多かったです。
白い筋がついたままのいくらがいくつか残っていますが、ぬめりが出てなかなか取れませんでした。こういうのが結構出来てしまいましたね。
手で取ろうとしてもヌメヌメしてなかなか取れず、全部取ろうとすると時間かかるし捨てるのももったいないので途中であきらめました。
ちなみに以前買った生筋子はほぐした直後でこんな感じ。
綺麗なオレンジ色。浮いてくる膜も少なかったし、生臭さももちろんありませんでした。
という事で、漬け汁を注いで今回は一晩寝かせる事に。前回は3時間にしましたが、今回は少しでも臭み取れるかな~と思って一晩つけてみました。
つける時間も30分~2日、もしくはそれ以上まで諸説ありすぎですね。
ちなみに今回の漬け汁は白だし、みりん、酒の同割りです。僕はお酒が苦手なのでみりんと酒はしっかり煮切ります。
食べてみた。
ということで、翌朝実食。
消費期限切れの変色したいくらですが見た目は美味しそうですね。
普通に美味しい。
ちゃんといくらです。
色が濃く染まっているのは醤油ではなく元から変色してるから(笑)今回は醤油を使っていませんからね。
翌朝に食べようと思って保存容器開けてすぐ気が付きましたが、臭みもなくなってました。漬ける時間によるのかな。
3時間くらいで寝る前にタッパーあけた時はまだ臭みがあったので、臭みがある時は寝かせる時間を増やすといいのかも。
食感は柔らかくてトロトロしている感じ。前回はプチプチはじける感じでした。
ただし、この食感の違いは鮮度ではなく鮭を獲るタイミングによるようです。
川まであがってきている鮭の卵は皮も張って固くなるみたいですし、がっつり漬けると浸透圧で漬け汁がしみ込んでパンパンに張って固くなるみたいです。
それで言えば僕は堅いいくらの方が好きですね。食感が好き。
というわけで、赤黒い筋子を使ってもまだ美味しく食べられる事が分かりました。ただし漬けてると言ってもすでに傷んできているのは間違いないので早めに食べないと。
ちなみに前回作ったいくらはこんな感じ。この時はだし醤油とみりん、酒で漬け込みました。
当たり前ですがこっちの方が色合いは抜群に綺麗ですね。
それではまた。