秀吉です。今回からしばらく転職に関する記事を書いていくことにします。
ひとつにまとめようとしたのですが、書き始めて2週間。
まったくまとまらないし更新も停まってしまってるので全部記事を分けて書いていくことにしました。最後にまとめ記事を作ろうと思っています。
まずはその1。前の会社をたった1年で辞めた理由から話していこうと思います。
僕は今29歳で、もうすぐ30歳になります。
28歳という、会社員としてはそこまで若いとは言えない年齢で転職をしたのでしばらくは続けたいと考えて入社したのですが、結局前職を1年ちょっとで辞める事になりました。
まずはその辞めた理由から紹介していこうと思います。辞めた理由は1つではないです。
実は何時間もかけて書いたのですが、あまりにも愚痴だらけで膨大な量になってしまったので、ごっそり消して書き直しました・・。疲れた。
愚痴はなるべく消して、事実だけを書くようにしました。
まとめるとこんな感じ
結構色々あるんですが、ざっとまとめるとこんな感じになります。
・会社の考え方が時代遅れ過ぎる。
・業務時間外も休みの日も社用携帯を常に手元に置いてチェックするように強要
・担当外の事やらされすぎ。
・長時間労働。
そして、ある事件が2つ起こり、ついに我慢の限界が来てブチギレてしまい、勢いで退職することになりました。
それについては最後の方に書いています。
会社の考え方が時代遅れ過ぎる。
「お客様は神様です。」という有名なフレーズがありますが、とにかくこれを地で行く会社でした。
儲けにならない客のわがままや無茶にも応えていくもんだからどんどん無駄な仕事が増えて、労働時間が長くなる原因になっていました。
営業時間が一応設定してありましたが、こんなのはあってないようなもの。
19時頃お客さんから電話があり「空気入れがなくてさ。今からうちに自転車に空気入れに来てくれ。」って言われて断らなかった時はドン引きしました。
(その会社まで車で1時間くらいかかります。)
今時こんな事してるのかって思うような事が多くて、すごい効率が悪かったです。
出る杭は打たれるっていうか、僕が何を提案しても「みんなこれでやってるから」とか「君だけ違うやり方してミスしたら責任とれるの?」と一蹴されて話になりませんでした。
さらに、効率の良い方法でやろうとすると「楽しようとするな」って怒られるような会社でした。
とにかく価値観の古い人達の集まりで、僕のいた営業所に限らず会社全体を見ても若い社員が圧倒的に少なかったです。
時代遅れな価値観が呪いのように付きまとっており、若い社員はみんな早々に辞めていく、ってオチです。僕も1年で辞めましたから。
30歳過ぎてても若い社員って感じでした。
僕は28歳でしたが、それで「やっと若い人が来た」と喜ばれたくらいです。普通若い人が来たって喜ぶなら20代前半まででしょ。
業務時間後も休みの日も社用携帯を常に手元に置いてチェックするように強要
そもそも持って帰る事すら僕にとっては疑問だったのですが、そんなのはお構いなし。
最初は当然置いて帰るものだと思って置いて帰ったら怒られたくらいです。
本人に直接言えばいいような説教をさらし者にするかの如くライングループでやったりしてました。僕もされた事がありますが、自分が対象じゃなくてもいじめみたいで見てて不愉快。
退勤後に「今日はこんな事がありました。ちゃんとしてください。」みたいなラインが入る事もしょっちゅうありました。
そんなの翌日の勤務中に言えよ・・って感じ。こういうラインが入ってると本当にウンザリ。
ハサミ事件
ある時、退勤して1時間くらいたった後に電話がかかってきて。
友達といたので無視してたのですがあまりにもしつこいので電源を切ったらプライベート用の方にかけてきて「何かあったのかな」と心配になったので電話に出たら・・
「ハサミ出しっぱなしなんだけど。どうすんのこれ?」
マジでふざけんなよと思ったのですが、まあ会社の備品をしまい忘れたのは100%僕が悪いです。
とは言え鬼電してきてまで言う事ですかねこれ。
しかしグッと抑えて「すみません」と謝ったのにそのまま説教がはじまったので「今友達といるのでかけ直します。」って言って一方的に切ってそのまま無視して翌朝出勤したらめちゃくちゃ怒られました。
僕が悪いのは分かってますが業務時間後に電話かける事自体違法なのでと抗議しましたが「自分がミスしたくせになんなのお前」と都合の悪い事は無視するので口論になり、上司には僕だけが怒られました。
自分が悪いとは言え納得いかなかったなあ。
担当外の事やらされすぎ。
本来自分の仕事じゃない事をやらされすぎて、ワケが分からなくなっていましたし、そのせいで拘束時間が長くなっていました。
前述したお客さんのわがままもそうです。
その他、事務員の人がいるのに、事務員の人はパートで残業はしないからという理由で残った事務仕事をやらされていました。なら正社員で残業できる事務員探すか、事務員増員してください。
特にひどかったのが他部署の仕事をやらされていた事。
部署同士で上下関係が発生しており、別の部署の仕事を大量に押し付けられているような状況でした。
「ここのエリアはあっちの部署のトップの人の方が役職が高いし社歴も長いから強く出れないんだよね・・」
実際に言われたセリフです。
仕事なので時には部署を越えた助け合いも必要かも知れないけど、あっちが楽をしたいがために時間のかかる仕事をいつも大量に押し付けられてるのは助け合いなんて言わないし、役職や社歴の問題でそれが断れないなんてハッキリ言って異常です。
カーディーラーで、整備士の人に営業をやらせるようなもんです。
・・我ながらめっちゃいい例えな気がする。
整備しなきゃいけない車がやまほどあるのに、営業活動までやらされて、整備が進まない。
これとまったく同じ状況になってました。
部署を越えて仕事を押し付けてくるあっちのトップも意味が分からないし、それを断れない(断らない)僕の上司も意味が分からなかった。
シワ寄せは下の人間にやってきます。大迷惑です。
長時間労働
会社を辞める理由としてあまりにもメジャーな長時間労働。
しかし僕のいた会社の場合、たまには暇な日もあったし早く帰りたい時は事前に言っておけば調整してくれたので、正直言うとこれはまだ我慢できるレベルだったのでした。
しかし・・
・客のわがままのせいで売り上げにならない仕事が増える
・非効率的な業務の進め方のせいで時間がかかりすぎる
・本来別の部署の仕事なのになぜか自分達がやらされている仕事が多すぎる
・事務の人がいるのに事務作業をさせられる
・仕事が全部終わってから月1の会議や棚卸を始める
こんな理由のせいで拘束時間が長くなるのはストレスでしかなかったです。どうやったら改善出来るのか小学生でも分かるような事ばかり。
答えは簡単です。
全部やめるだけです。
客のわがままは聞かない。非効率と分かりきってるんだからその方法をやめる。自分の部署の仕事は自分でやる。事務作業は事務員がやる。腹が減って疲労しきってる状態で会議なんかやっても意味ないし棚卸が正確に出来るわけがない。
そうするだけで多分3時間は拘束時間が減ったと思います。
ちなみに定時は9時~18時でしたが、実際の定時は8時20分~仕事が終わるまで。
朝は8時20分があくまでもリミットというだけで毎朝7時には出社している先輩もいたし、僕も月の半分くらいは7時半くらいには出社しないとダメでした。
終わりは一番遅い日で23時前後、21時くらいは当たり前、20時に終わればいい方でした。
8時半に出社したら「お前だけ遅い」と怒られました。なんで?定時より30分も前に来て仕事してるのに。
長時間労働や担当外の事させるなら残業代やインセンティブちゃんと払って。
たとえ拘束時間が長くても、残業代をちゃんと払ってくれれば稼げるのでまだいいですが、僕のいた会社は悪名高きみなし残業制でした。
残業はいくらしても定額なのでモチベーションもまったく上がりません。
余裕で規定時間を超過していましたが当然払われる事はなく、もはや考えるのも面倒で証拠をそろえていませんでした。今思えばほんとに後悔してます。
そもそも、直行直帰もしてないし毎日タイムカード打ってるのに一体何をみなしてたんでしょうかね。何時間残業したかタイムカード見たら分かるじゃん。
本来自分の担当外の仕事でも、もうやらなきゃ仕方がないから我慢してやっていたのに給料にはまったく反映されず。
人が増員できないのならたとえ1万円でもいいのでインセンティブなり臨時ボーナスなりくれればモチベーションも上がりますがそんなものあるわけなく。
やってられませんね。
入社して半年の時にも辞めたいと言った
実は入って半年もしない頃にも退職したいと上司に言った事があります。
「明日仕事かあ、めんどくさいなあ、やだなあ・・。」なんて思う事はもちろんよくありましたが、かつてないほど
「仕事に行きたくない・・」
と毎日深刻に思うようになっていました。
家に帰って寝る以外はほぼ仕事ってくらい長時間拘束される日が続いてて疲れが取れず、疲労とストレスのピークである時ついに寝坊して大遅刻しました。(脅威の4時間)
寝坊が原因で遅刻したことなんかなかったのでショックでしたし、あの時はもう体が勝手に拒否したのかな。
ちなみにこの件では全く怒られませんでした。電話にも気付かないほど爆睡してたので連絡が取れず、何かあったのかという心配の方が勝ったらしいです。
とは言え忙しさもピークで常に皆イライラしており、ついに先輩と喧嘩に。
「は?やらなきゃ仕方ねえだろ、気に入らねえなら辞めろよ」
「分かりました。じゃあ辞めますね。」
売り言葉に買い言葉な所もあるけど、色々と我慢の限界だったので、その足で本当に上司の所に行き退職すると伝えました。
何があったのか聞かれたので全部話してるうちに冷静になってきましたが、それでも辞めたいという意思は変わらず。
「いったん冷静になってさ、1週間たっても考えが変わらなかったら本社に言うよ」と言われたけど上司には本気だから明日中に伝えて欲しいとお願いしました。
改善を約束してくれた。しかし・・
すると、翌日「本社には伝えたよ。」と言われ、1週間くらいしたら本社から新幹線で副社長と人事の人がわざわざ来て引き止めに来ました。
もともと他の営業所と比べてもダントツに拘束時間が長かったこともあり、副社長からは直々に拘束時間を減らすように言ってくれた他、色々と改善を約束してくれました。
「これから会社を支えていくのは若い世代なんだし、俺らのやり方じゃ若い人達はついてこない。またこうやって貴重な若い社員が辞めようとしている。時代に合わせてやってかないと。」
と言ってくれた事もあり、もう少し我慢することにしたんです。
しかし、この面談があってから1か月くらいは労働環境がマシになりましたが、それ以降は結局元通りになりました。
というか、ちょうどピークが去って落ち着いてただけな気がする。
ついにブチギレ。そして2回目の退職願い
転職自体はとっくの前に決意して転職先も探していたのですが、当初は次が決まってから辞めようと思って在職しながら転職活動をしていました。
友達や彼女にも散々相談や愚痴を聞いてもらった結果「本当に異常な会社だからはやく辞めた方がいい」と皆に言われていたのですが、貯蓄が不安だったこともありなかなか次が決まってない状態で辞められませんでした。
しかし、一気にキャパシティを越える事件が2つあったのでついに次が決まる前に辞めました。
ライングループ事件
ある時、先に帰った先輩が社用車のループランプを消し忘れた上に鍵も閉め忘れて帰った事がありました。
僕は先輩の少し後に帰り、それには気付きませんでした。
しかし、会社に残っている事が偉いと思っている先輩が最後に帰ろうとして施錠確認をしたところ、それが発覚したんですね。
すると、その先輩が夜の22時にドアをわざわざ全部開けてルームランプがつきっぱなしの車の写真をライングループにあげて
「鍵くらいしめて帰れ!!自分で使ったものは責任持って元に戻せ!!」
とメッセージを残しました。
別に間違えた事は言ってませんし悪いのは消し忘れ閉め忘れをした先輩ですが、わざわざイヤミったらしくドア全部開けたりして22時にライングループに投稿するほどのことでしょうか。
翌日注意したらよくない?
せっかく友達とゲームして遊んでいた所にこんな不愉快なものが届いたので我慢の限界が来てその先輩に対して今までのたまりにたまった鬱憤を晴らすため長文で抗議。
いつもいつも退勤後までこんなものを見せられるために会社のスマホを持っているんじゃない。こんなもの業務連絡ですらない。今後退勤後は一切スマホ見ない。どうかしてる。
的な事をずらーっと書いてそのままライングループを退室。
で、予想してはいましたが翌日上司に皆の前で大声で怒鳴られました。
「先輩に対して口答えするな」
「気に入らなくても仕事なんだから我慢しろ」
「上司の俺の許可なく何勝手にライングループ抜けてんだ」
「自分が注意されてるわけじゃないのにあそこまで過剰反応する意味が分からない」
なんて言い返そうか考えててほぼ聞いてませんでしたが、だいたいこんな感じの事を大声で何分も言われました。
そもそもあっちの言ってる事はすべて不当な業務命令を強要してる事がベースになってるので、こちらも猛抗議。
僕の方が完全に正論だし最後に
「とりあえず分かりました、話が並行線なので残業の件含めて労基に相談に行きます。」
と言ったらついに上司も何も言わなくなり「もう分かった、もういい、でも業務連絡に必要だからライングループには参加して。」という事で話は一方的に終わりました。
会議で個人攻撃事件
もう辞める決意をしていたし上司に散々反抗したので僕には怖いものがなくなって無敵状態でした。
会社のスマホも退勤後は一切見ないようにしたし、朝は定時ギリギリに出社して自分の仕事が終わったらさっさと帰っていました。
別に僕のやってる事は何も問題ないんですけどね。
上記のライングループ事件の1週間後くらいの事でした。突然
「とりあえずそれ一旦中断して。今から会議するから。」
と19時に先輩に言われ、しぶしぶ参加しました。
忙しくてまだ仕事が残ってる中こんな時間からなんの会議かとイライラしながら参加したら、議題がまさかの「僕」でした。
会議が始まるなり先輩が
「最近なんなのお前?口答えはするし、仕事が終わったらスマホは見てないし、仕事が終わったらさっさと帰っちゃうし。」
と僕に向かって言ってきました。
あんだけ上司にスマホの件で言い返していたのにまだ言ってくるのかと驚きましたが
これに対して
・正当な業務命令にはちゃんと従っている。
・口答えではなく、不当な要求に対して抗議しているだけ。
・勤務時間外は業務命令には従う必要はないと法律で決まっているので、スマホは確認していない。
・今まで何度も提案、相談したが皆自分勝手に仕事をして連携が取れないので、手伝うのをやめて自分の仕事が終わったら帰るようにしただけ。
かなりイライラしていたので煽り口調でひとつずつ丁寧に説明しましたが、結局「やる気がない」とかそういう根性論や精神論でまとめようとし、僕も1歩も引かないのでこれも「もういいわ」で一方的に終了となりました。1時間半近く無駄な時間を過ごしました。
この2つが同時期に重なり、もう1日たりともこの異常な会社にいたくないと思い、この会議の翌朝に上司に退職しますと伝えにいきました。
意外にも円満退職
というわけで、2回目は引き止められる事もなくすんなり退職となりました。
てっきりまた引き止められるかと思って、めんどくさい事になるなあと構えていたのですがすんなり辞められました。
僕が辞めると分かってからは態度が厳しかった先輩達も途中で吹っ切れたのか、「次はどんな仕事すんの?」とか聞いて来たり「こいつが辞めちゃうから求人出すんですよ」とか来社してたリクナビの人に冗談言うくらいになっていました。
上司からも「前は半年くらいだったから俺も引き止めたけど、1年やって合わないと思ったんなら辞めた方がいいかもね・・まだ20代だからいくらでも転職先あるだろうし、君は資格もあるから食いっぱぐれる事ないだろうしさ。」と言ってもらえました。
退職日ですが、あっちの意向として締め日まではいて欲しいというので、そこは会社への義理として了承しました。
しかし、退職を伝えた日から締め日まで2週間くらいだったんですよね。残りの有給を使うと僕が出勤するのはなんとあと1日でした。
これだとほぼ急にいなくなるようなもので、さすがに困るので出来ればもうひとつ次の締め日までいてくれないかと相談されました。
つまり1か月半くらい先になるという事。
もう1日もいたくなかったので最初は拒否しましたが、僕も転職すると会社に伝えてしまえば面接とかも行きやすいし、次が決まってなかったので1か月分給料が出れば助かるし、考え直してそれで了承することにしました。
辞めると分かれば無茶を言われる事もなくなり、残りの期間はとても働きやすかったです。
最後は送別会もしてもらって円満に送り出してもらいました。
まとめ。仕事内容は好きだったし会社というより上司の問題だったかも。
というわけで、僕が辞めた理由でした。
自分で書いてて思いましたが、会社というよりも上司のやり方が問題だった気がします。
仕事内容自体は好きでしたし、やりがいも感じる仕事だったのは間違いないです。
外回りであちこち行っていたのでお昼ご飯に色んなお店に行けて良かったし、楽しい事もありました。
上司が違ったら、もしくは安定期に入っていた営業所だったらまだ続けていた可能性もあるのかなあ。
って事で最初はこんな感じになってしまいましたが、次回からは実際に転職するにあたって僕が感じた事や具体的なアドバイスとかも書いていこうと思います!
それではまた。