横浜元町彫金工房で結婚指輪を自分で作ってきた【手作り指輪】

前の記事で少し書きましたが、この度結婚しました。

僕はウェディングは女性が主役だと思っているので、嫁(嫁って書くの恥ずかしい)の好きなようにしたらいいと思ったのですが、指輪や式はどうするか聞いても「婚約指輪なんかいらないし、高価な結婚指輪もいらない。結婚式も写真だけでいい。その金があるなら旅行行って豪遊したい。」とバッサリ。

まぁ性格は分かってるのでそんな所だろうとは思ってましたがどうしようかなと迷っていたところ、嫁が仕事中に自分で指輪を作れるお店を発見。

 

横浜元町彫金工房

https://reserve.yokohama-chokin.com/lp01?gclid=Cj0KCQjw4cOEBhDMARIsAA3XDRjGIFSFNITSV0_zIM0DvQDqhEDvyW4aDK8zQSth53TWNEnTh2zi3D8aAkegEALw_wcB

こちらのお世話になる事にしました。

 

1.サンプルを見て完成イメージを決める

まずはこんな感じでサンプルを用意してもらい、完成イメージを決めました。

素材は18金のイエローゴールドとピンクゴールド、ホワイトゴールド、プラチナの4種類。デザインは甲丸、平打、槌目の3種類。仕上げはクリアと艶消し?みたいなやつの2種類。幅が2mm、2.5mm、3mmの3種類。

オプションで外側もしくは内側に石を埋め込む事も可能。

 

で、結婚指輪って夫婦でサイズ以外は同じにするものなのかと思っていたら自由みたいですね。ペアリングみたいなものかと思っていたのでなんか意外でした。

 

結局好みが同じだったので僕も嫁もクリア仕上げのプラチナ甲丸リングにしましたが、周りのご夫婦を見てると各々好きなデザインを選んでバラバラの人が多かったです。

嫁はずいぶん悩んでいましたが、僕はクリア仕上げのプラチナ甲丸リングで即決でした。特別な時以外は仕事中はもちろんプライベートの時も付けないつもりですが、シンプルで飽きが来なさそうなのが一番だと思ったので。

 

仮に素材にチタンがあればチタンにしたかったんですけどね。

チタンっていいじゃないですか・・乗り物やアウトドア好きですし僕・・好きな金属です。

 

2.サイズを決める

素材が決まったらリングゲージでサイズ決め。

僕は16の3mm、嫁が7.5の2.5mmで決定。

 

サイズが決まれば、こんな感じで決めた幅と大きさに切り出してくれます。

3.曲げと溶接

という事でここから製作開始。さっきの棒を使って指輪を作っていきます。

ここからは手順やどうしても素人にはできない作業工程のサポートをしてくれる先生がひとりついてくれます。

 

まずはバーナーで真っ赤になるまで炙っていきます。

全部まっかになったら一度冷まして加工しやすくします。

ここから曲げていくわけですが、槌目の場合はこの棒の状態の時に金床にこの棒の状態の素材を乗せてハンマーでガンガンなぐって目をつけていきます。

向かいの席のご夫婦の旦那さんが槌目にしたみたいで、ハンマーで熱心に叩いていましたね。

すごい失礼なんですが、鍛冶屋って言われてだいたいの人がイメージするような体格とお顔そのものだったので本当に鍛冶屋にしか見えなくて似合いすぎなだと思ってました。

 

僕は槌目にしないので、手で持てるようになったら変わった形のニッパーでグネグネ曲げて丸くしていきます。

 

最終的にこんな感じに。この継ぎ目の部分を溶接するのでここはぴったりくっつけてあげないとダメ。って事でここの最後の仕上げだけは先生がやってくれます。

 

継ぎ目に溶接用の小さいプラチナを添えて、もう一回焼いて溶接。

作業自体は自分でやりますが、金属がしっかり反対まで流れたかどうかのチェックを先生がしてくれます。

溶接が終わったらここでまたクールダウン。

 

4.叩いて丸くしていく

冷めたら今度はこのメタルラックの支柱みたいな金属の棒にリングをはめて木槌で叩いて円形に近付けていきます。

上に近付くほど細く、下に行くほど太くなってます。

上から見るとこんな感じですね。

 

この木槌を使って丸に近付くように叩きます。

歪みはあとで直すので、ある程度丸くなったら上から下に向かって少しずつ広げて、完成サイズの大きさまで伸ばして完了。

さらっと書いてますが、まあまあ時間がかかりました。

 

完成サイズまで伸ばせたら最後に先生にゆがみを直してもらいます。と言ってもゆがみ矯正は手作業ではなく、治具みたいなのを使ってました。

食べ放題レストランとかにあるワッフル焼く機械みたいなのに指輪を乗せてガシャーン!って閉じて直してましたね。

 

で、戻ってくるとこんな感じで綺麗な円形に。

これで形は完成なので、一度試着してサイズに問題ないかチェック。サイズは問題なかったので、次はこれをやすっていきます。

5.金属やすりでヤスリがけ

こっからはひたすらヤスリがけをします。

 

こんな感じの土台に乗っけて、まずは内側から。先のとがった三角錐状のヤスリのブレード部分を丸いドアノブを捻るような感じで内側に当てていきます。あんまり強く当てるとどんどん削れて薄くなってサイズが変わるので慎重に。あとは、ゴシゴシこすったりすると傷がつくのでそれはNG。

指輪を傾けて、内側の縁にも当たるように。これを綺麗にやらないと指につけた時に違和感があるそうなので丁寧に作業しました。やってるうちに内側が綺麗になっていくのが分かりました。

内側のヤスリがけが終わった時点で一度先生がチェックしてくれます。で、内側の作業はこれで終了。

 

先生のオッケーが出たら次は板状のヤスリで外側。

作っているのが甲丸リングなので外側は丸くなっています。という事はあんまり強く当てると削れて変形してしまい、甲丸じゃなくなります。なのでこちらもあまり力を入れずに慎重に。

同様に傾けて全面に当たるように一周ヤスリがけします。こちらもやすっていくうちに光沢が出て指輪らしくなってきました。これも先生にチェックをしてもらい、オッケーが出たら最後は目の細かい紙やすりで傷を取ります。

6.紙ヤスリで傷を取って仕上げていく

上記の通り内側は別として、金属やすりでやすったので表面には傷がついています。最後に紙ヤスリでその傷をとっていきます。

この紙やすりで傷取る作業が一番大変でした。金属のヤスリの作業は割とすぐ終わりましたが、これは結構時間かかりましたね。

金属ヤスリを使う作業に力は要りませんでしたが、この仕上げには力が要ります。

さっきの土台の角に指輪をひっかけて、力を入れて紙ヤスリを何枚も交換しながら面、縁をゴシゴシしていきます。紙”ヤスリ”ですが、やするというより磨くって感じですね。

我々は自分の指輪ではなくお互いの指輪を作る事にしたのですが、嫁用の小さい指輪をずっと指先でつまんでいるのと、細いものに力を入れ続けているので手が疲れたっていうか、痛いっていうか。

 

で、これ自分で見ても傷が残っているか全然分からなくて。先生に見てもらいつつひたすら磨きます。

傷が残っていると黒いペンでそこをなぞってくれるので、そこをひたすらゴシゴシ。

オッケーが出たらやっと完成です。

7.内側に文字入れして完成

完成したら一度機械に入れて洗浄して、最後に文字を入れます。

結婚記念日の西暦と日付、二人の下の名前を彫りました。

これは先生がやってくれます。

ぼーっと見てたんだけど、これ絶対に間違えられないよな笑

ただ機械に指輪はめて文字を選んでレバー下げてるだけなんだけど、すごいプレッシャーかかりそう。しっかり2回確認しつつも割とサクサクやってたけど、僕が先生の立場だったら手が震えて冷や汗とまんなさそうです。そして動揺しまくって、いつかミスりそう。

 

宝石の埋め込みをしない限りは当日持って帰れます。という事で文字を入れたら本当に完成。

完成時にこんなケースに入れて渡してくれます。が、このケースはオプション扱いで有料です。(真ん中のケースのみ。周りのドライフラワーみたいなのは非オプション。)

お金を払えばこのケースに入れて持って帰れます。木の色と中のクッションはいくつか種類がありました。

ちなみに有料と言っても3300円なので安価です。市販のリングケースとかもあるので、任意で選べるのはいいですね。

嫁はこのケースを気に入ってたし、僕も嫁も結婚指輪は特別な時以外はつけないで過ごすので、このケースを購入して帰りました。

 

後は嫁が木箱用意して、アクリルの蓋作って、同じようにドライフラワーで飾りつけするつもりみたいです。

そういう工作みたいなのが不器用の僕より断然得意なので全部お任せです。なぜかグルーガンとか持ってるし・・。

8.まとめ。値段や感想とか

最後に重りでリングの重さを測って、料金を出します。当たり前ですが指輪が大きいほど高くつくので、料金は人それぞれです。また、金属なので時価になります。

 

我々の場合は値段はふたりで約10万円でした。ちなみにプラチナよりゴールドの方が高価ですが、プラチナの方が重たいので値段は同じくらいみたいです。

これプラスサービス料が料金って事になりますが、サービス料がたった16500円でした。

 

安すぎてびっくりした。

 

まあ、先生はテーブルひとつにつき1人ついてくれて、向かいのご夫婦と合わせて4人同時に見てました。作業時間が大体3時間半だったので4時間としても約32000円くらいって考えると十分なのかな・・。GWなので僕が行った時は満席でしたが、そんなに毎日たくさんお客さんが来ると思えないしな。

倍くらい・・せめて3万円くらい取っても全然高いって感じないです。もっと取っていいんじゃないかと思いました。

 

先生も、作業中にあれこれ口出して来て手伝うんじゃなくて、あくまでこちらに作業させてくれます。どうしても技術が必要な所だけはやってくれますが、前の見出しでも書いたように傷が残っている時もマジックでマーキングはしてくれるけど、「じゃああとはこっちでやっちゃいますね」みたいなのが一切無くて、僕としてはすごい良かったです。

 

全体通して、感想としてはシンプルに楽しかったです。思い出に残るし、ブランド物に興味がなければすごい良いサービスだと思います。

 

そんな感じ。嫁と仲良くやっていこうと思います。

それではまた。

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